<お知らせ>新型コロナウイルス接触確認アプリ
厚生労働省で開発された「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」が6月19日にリリースされています。 6月29日17:00現在、約472万件ダウンロードされているとのことです。 厚生労働省のWebページに概要がQ&Aがありますので、患者さん等からの質問等に活用してください。 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)COVID-19 Contact-Confirming Application https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html 接触確認アプリ利用者向けQ&A https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00009.html
<お知らせ>新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告(NITE)
NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)により6月25日に「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」が開催され、有効性評価結果の最終報告がなされました。 https://www.nite.go.jp/data/000111306.pdf 【有効とされた物質】 (1)界面活性剤 ・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上) ・アルキルグリコシド(0.1%以上) ・アルキルアミンオキシド(0.05%以上) ・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上) ・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上) ・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上) ・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上) ・純石けん分(脂肪酸カリウム(0.24%以上)) ・純石けん分(脂肪酸ナトリウム(0.22%以上)) 有効と判断された界面活性剤を含む家庭用洗剤のリスト(2020年6月26日版) https://www.nite.go.jp/data/000111301.pdf (2)次亜塩素酸水 ・次亜塩素酸水(電解型・非電解型)は有効塩素濃度 35ppm以上(拭き掃除に使用する場合、80ppm以上を推奨) ・ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは有効塩素濃度 100ppm以上 ※次亜塩素酸水の利用における注意点 ①汚れ(有機物:手垢、油脂等)をあらかじめ除去すること ②対象物に対して十分な量を使用すること 新型コロナウイルスに有効な消毒・除菌方法(一覧)経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626012/20200626012-1.pdf
<DI>レムデシビル製剤に関する重要なお知らせ
2020年5月7日に本邦で特例承認を受けたレムデシビル製剤(ベクルリー点滴静注液100mg、ベクルリー点滴静注用100mg)に関して、クロロキンリン酸塩又はヒドロキシクロロキン硫酸塩を併用することによりレムデシビルの抗ウイルス活性が低下するおそれがあるとして、FDA(米国食品医薬品局)よりこれらの併用は推奨されない旨の警告が出されました。 https://www.fda.gov/safety/medical-product-safety-information/remdesivir-gilead-sciences-fda-warns-newly-discovered-potential-drug-interaction-may-reduce ※本邦ではクロロキンリン酸塩は未承認、ヒドロキシクロロキン硫酸塩はSARS-Cov-2に未承認 レムデシビルの米国医療従者向けファクトシート https://www.fda.gov/media/137566/download
<お知らせ>学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルの改訂
5月に作成されていました「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」がこの度改定されました。 ご確認いただき、学校等への指導・助言に活用してください。 〇学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2020.6.16 Ver.2) https://www.mext.go.jp/content/20200616-mxt_kouhou01-000007426_01.pdf 【主な改定箇所】 ■消毒の方法等に関する追記【p.19~p.26】 <マニュアルp21 の記載> 〇次亜塩素酸水の噴霧について ・ 「次亜塩素酸水」を消毒目的で有人空間に噴霧することは、その有効性、安全性ともに、メーカー等が工夫して評価を行っていますが、確立された評価方法は定まっていないと言われています。メーカーが提供する情報、厚生労働省などの関係省庁が提供する情報、経済産業省サイトの「ファクトシート」などをよく吟味し、使用について判断するようお願いします。なお、児童生徒等の中には健康面において様々な配慮が必要な者がいることから、使用に当たっては、学校医、学校薬剤師等から専門的な助言を得つつ、必要性や児童生徒等に与える健康面への影響について十分検討して下さい。 ■マスクをしなくてよい場合の記載の整理(熱中症予防の危険がある時、息苦しい時、登下校時など)【p.31・p.42】 ■出席停止等の考え方について一覧性をもって整理【p.34~35】 ■寮や寄宿舎についての考え方を追記【p.42】 ■臨時休業の考え方をフローチャートで整理【p.49】
<お知らせ>新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた熱中症予防に関する提言
日本救急医学会、日本臨床救急医学会、日本感染症学会、日本呼吸器学会の合同ワーキンググループより、「新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた熱中症予防に関する提言」が出されています。 https://www.jaam.jp/info/2020/files/info-2020601.pdf 熱中症もCOVID-19も発熱疾患であるため、今夏は熱中症で救急車を呼んだとしてもCOVID-19疑いとして扱われる可能性もあります。 熱中症予防に努めていただくとともに、患者さん等への熱中症予防の啓発もお願いします。 【提言】 ①屋内においては、室内換気に十分な配慮をしつつ、こまめにエアコン温度を調節し室内温度を確認しましょう。 ②マスク着用により、身体に負担がかかりますので、適宜マスクをはずして休憩することも大切です。ただし感染対策上重要ですので、はずす際はフィジカルディスタンシングに配慮し、周囲環境等に十分に注意を払って下さい。また口渇感に依らず頻回に水分も摂取しましょう。 ③体が暑さに慣れていない時期が危険です。フィジカルディスタンシングに注意しつつ、室内・室外での適度な運動で少しずつ暑さに体を慣れさせましょう。 ④熱中症弱者(独居高齢者、日常生活動作に支障がある方など)の方には特に注意し、社会的孤立を防ぐべく、頻繁に連絡を取り合いましょう。 ⑤日頃の体調管理を行い、観察記録をつけておきましょう。おかしいなと思ったら、地域の「帰国者・接触者相談センター」や最寄りの医療機関に連絡・相談しましょう。

